葉月のまったりブログ

中の人の日常体験とか思ったこととかを雑記的に記していくそんなブログです。

健康で文化的な最低限度の生活(1/30~2/9までの日記)

皆様こんにちは。葉月です。

 

縛りを課しながらの(重要)家電なし一人暮らし、その生活の記録です。

(なんでこんな暮らしをすることになったのかの概要↓)

leafkeylosttime.hatenablog.com

 

引っ越し直後と被っていることもあり、丁寧な暮らしにはなっていないのですが、最低限度の暮らしに丁寧さを求めても仕方ないですね。

 

 

1/30

午前中。引っ越し業者が来るのが昼ごろだったので、最後に実家のコタツに入って、「これが電力が熱に変換された温かみか……」と感傷に浸っていました。

引っ越しをした後の午後なんですが、さっそくトラブル、というか予期された事態に陥ります。

ブレーカーをあげても、電気がつかねぇ……。

月末の細かい料金を取られるのが嫌だなぁとか思って、電気とガスのスタートを明後日(2/1)に設定をしてた私は泣きを見ました。

そういえば親が「引っ越しの時間指定してないの!?」と叫んでましたが、引越し屋の時間設定を決めないとガスの立ち合いが出来ず(電気は引っ越し当日に契約開始すればいいだけなんですが)、引っ越し当日に困るってわけなんですね。なるほど引っ越しの時間指定の課金には意味があるんやな(今更)

いやぁ困った困った。この企画で「なるべく電気水道ガスを使わない」と書いたのには意味があって、使用量制限はどうにかなるんですけど、全く使えないっていうのは本当にヤバいんですよ。

電気とスイッチの明かりに頼っている現代社会の在り方を、1日目にしてしっかり体感することが出来ました。もう企画終了でよくない?()

まぁ使えないものは仕方ない……、という感じでいたら、なんとインターフォンも使えないことに気づきます。

そうか、電気が使えないと、配達人とコンタクトを取ることも出来ないのか!

入居したマンションはオートロックなんですが、そのシステムも電気で動いていますし、なんならエレベーター移動なので、電気を使う生活をしているなぁというお気持ち。

ちなみにガスなしは前に1~2日ほどやったことがあったためか、特にヤバいと感じる所がありませんでした(オイ)。おにぎりでも買ってメシにすればいいですし、風呂なしは2~3日くらいなら余裕だなと思ってしまったからなぁ……。

ただ風呂に入らないと髪が若干痒くはなるので、銭湯利用無しでのガスなし暮らしはかなりしんどいような気がします。

引っ越し初日はまぁモノの整理整頓で時間が溶けますね。今回は実家からの引っ越しで、自分のものを全て持ち出したからってのもありそうですが、当日だけでは半分くらいしか片付かず、次の日に持ち越し。

本や小物が散乱する中で布団を敷いて寝るのは斬新で楽しかったです。

 

1/31

実家にいた時もエアコンがない寒い部屋で寝ていたので、マンションは実家よりも暖かかったような気すらします。

今回はがっつり引っ越し、ということで、午前中は行政手続きに追われていました。

行政の手続きをハシゴしましたが、マイナンバーとかで転入はスムーズだし、それを本人確認書類として免許証更新が出来るので、わざわざ住民票を取らなくてもいいのが良かった。やるじゃん行政。

思ったよりもサクサク手続きが進んだので、余った午前中の時間で部屋の整理。本の山が雪崩を起こしていたので、本棚の購入を決意します。

お昼ご飯は、業務スーパーで買った鯖缶とおにぎりと駅のベンチで食べました。貧困層になった気分だなぁとか思っていたら、そりゃ家電がない暮らししてんだから貧困だろ、と自分で自分に突っ込んでしまいました。独り言が増えないか心配です。

ちなみに1/30夜は駅前のラーメンを、1/31の朝は、引っ越し直前に実家から支給されたパンを食べていました。

1/30の昼が引っ越し中でパンをかじった程度だったので、夜にラーメンを食べたら重い食事で胃が痛くなったのは内緒。家系ラーメンはヘビーだったか……

午後はいろいろとタスクの消化。

自分の生活すら組み立て最中なのに、友人と3月に行く旅行の予約もやっていたのが地味にしんどかったです。

いやまぁ普通の生活を作っていれば別に大変ではなかったと思うんですが、いかんせん私の家にはWifiも電気もない。

月末の恒例ともいえるデータ容量と闘いながら、スマホの充電を気にしつつ、スタバのフリーWifiを活用してタスクをこなしました。

スタバの中や近くのベンチには人が沢山座っていましたが、家にないWifiを使うためにわざわざ来たのは私くらいでしょうね。

普段は入ろうともしないスタバですが、働いてお金を手に入れるようになったらなんか買ってあげないとなぁ。

そして移動に必要な自転車! アマゾンでポチったのですが、インターフォンが使えないので、宅配便の人に電話を入れてもらい、自分がエントランスまで言って品物を受け取るというムーブをすることになりました。面倒くせぇ……(お互いに)。

快く対応してくれた配達員のお兄さんに頭が上がりません。

ちなみに2/1から電気ガスの契約をしていたのですが、0時丁度に使えるようになるのか、それとも朝の適当な時間から使えるようになるのか気になり、0時まで起きてみたところ、本当に0時丁度に電気が使えるようになりました。

0時にパっと蛍光灯の明かりが灯り、「これが『光あれ』という言葉の真実か……」とかいう訳分からん感想を抱きました。

 

2/1

待ちに待った電気ガスの開通日! 午前一番で作業員の人が来てくれたので歓喜しました。助かった、、。というか2日も住んでるのに初めてチャイムの音を聞き、若干困惑しました。えぇ……。

電気を見届けてからは、大学の図書館に向かって、Wifiとエアコンの温かみを享受しながら作業。

引っ越し後って、荷物整理をした後も足りないものの買い出しとかで忙しいんよなぁ。しかも内定先からの書類提出のタスクも降ってきてしまい、焦りながら作業。

半分くらい消化したら疲れたので帰宅しました。

ガスが使えると普通にシャワーを浴びることが出来るから、ようやく人並みの生活を手に入れた感じがありますね。体ふきシートに移行しようか迷うところですが、まぁ1回くらいはやってみないとなぁ。

とりあえず電気ガスを手に入れた後の部屋の感想としては、新卒にしてはかなりいい感じだと思いました。部屋の中で遊びたくなった時のために広めの部屋にしといたのですが、それがけっこういい感じになっている気がします。

 

2/2

企画概要の3のルールに則り、研究室にある冷蔵庫の中に食べ物を入れるのは大丈夫と考え、納豆とおにぎりをパックごとつっこみました。

研究室の冷蔵庫は私がいれなくても使っていますし、冷蔵の機能を借りるのもいい、よね……? 

前日に残ったタスクの消化をしないといけず、大学で消化してきました。

ふとこの時自炊をいまだにしてないことに気づいてしまいました。とんでもない暮らしをしてんなコイツ。どこかのタイミングで何か作るか、と考えたら、やっぱりカレーがいいかなぁとか思い始めます。

そんなこんなでバタバタと作業をしてたら、なんだかんだ午後までもつれ込んでしまったので、買い出しと食事の考察。

しかし冷静に考察したとしても、冷蔵のものばっかだから買うもんが大してないな、という結論に至りました。冷蔵庫がないと、基本的に缶詰か1日で食べ尽くすか、常温保存が可能な物くらいしか置けません。

野菜をきちんと取りたいところですが、冷蔵保存が多いのなんの。鯖缶は偉大ですけど、トマトジュースは甘いし、豆乳調整の青汁もめちゃ甘かったし、うーん糖分過剰摂取なお気持ち。

そして、ブレーカーを落として暮らす生活に慣れてしまい、電気を点けるスイッチの場所があやふやになるものの、ブレーカーの場所はきちんと把握しているように。朝起きて最初にやることがブレーカーをあげる、ですからねぇ。ヤバいわ。

ちなみにお風呂の換気も電気が必要なんですが、24時間換気って必要なんでしょうかね? 一応寝る前までは換気するようにしてますが、こういうのってしばらく経たないと分からんな。

 

2/3

この日は本棚を組み立てて、部屋を整理する日でした。

ここ数日Amazonを頼みまくったので分かったんですが、何となく家の近くの地域はかなり配達が後のほうらしく、午前中の時間指定でも11~12時辺りに届けられる感じに。

まぁ数時間レベルでほしいものがあったらAmazonフレッシュとかを使うと思うので、不便はないですが、何となく午前中の配達として12時くらいにくるとモヤっとします。

本棚と布団置き、モニター台など、いろいろと組み立てるものがドカドカやってきたおかげで、午後は組み立てで全部もって行かれました。1日で一年分くらいのネジ締めをやってんじゃないかと思えるレベルで手のひらが痛い。

モニター台があるとかっこいいですね。デスクトップ、ゲーミングチェアとパソコン周りのものについては課金を惜しまないようにしているので、どんどん仕事出来そうな感じの机周りになっていっている気がします(まだ仕事は始まってもいないですが)。

そして、(くどいですが)部屋にネットを通してないので、駅前のスタバのフリーwifiを使ってアニメをダウンロードするのが定番の流れに。ネットは3月末から契約にしたので、あと2か月くらい家にWifiはありません。

ちなみに大容量のファイルをダウンロードすると低速にされるのがフリーWifiあるあるで、大体1.5GB辺りで低速にされることが調査から分かりました。毎日足繁く通ってDアニからアニメをダウンロードしているおかげですね。今度あのスタバでしっかりお金を落とさないとなぁ。フリーWifiに感謝。

部屋が整ってきたので、けっこう広々と空間を使えてる感じが良いです。こんなにスペース要らないんじゃないか疑惑がありますが、余ったら筋トレスペースにでもしようと思っているので、まだまだ部屋の改造は続きます。


2/4
ようやくタスクに追われない朝の目覚め。

とは言いながらも朝起きて普通に大学に向かっていますが、2/10からベルギーに行くのに、俺オランダ語喋れるのか分からんぞ、、。もう5年も使ってないですし、耳も腐ってそう。

そんな恐れから、急いでオランダ語のテレビ番組を見直して、オランダ語の感覚を取り戻そうと頑張ってみることに。

2/2でやりたいと思っていた自炊にチャレンジ。何だかんだ料理は楽しいんですが、お昼に帰宅しようとがんばったところで、調理時間を考えると結局昼過ぎになってしまうのがちょっとつらいところです。ブランチというか、ランチディナーみたいな感じの食事になりました。けっこうおいしかったです。

そして今日バスに乗ってふと思ったんですが、引っ越し以来の公共交通機関利用でした。自転車と徒歩圏内にスーパーも揃ってて、Amazonで大きなものを買えるので、バスも電車もいらなかったことに驚き。東京圏の人口の多さと利便性を強く感じた1日になりました。

 

2/5

窓を開けたら、一面銀色の世界、というわけでもなかったです(AM7時)。

東京に大雪警報が出ていたので、ちょっと楽しみにしていたのですが、昼頃からがっつり雪が降ってきました。流石に朝は降りませんでしたね。

午前中は内定先から指定があった健康診断を受診。何だかんだがっつりと採血や心電図などを取るのは久々で、けっこう新鮮な気持ちでした。

ここまででもそうだったんですが、晴れている日はソーラーランタンの充電がバッチリになっており、夜も光をきちんと使うことが出来るのに比べて、曇りや雨の日は本当に発電量が少ない。

ちょっと暗い、とかいうレベルではなくがっつり暗く、曇りの日のソーラーランタンでは本を読むのに苦労するレベルで暗いんですね。

太陽光発電を含めたエコな発電に注目が集まっていますが、太陽光の問題点ともいえる天気に発電量が左右される、という特徴を身をもって体感することができました。

夜はきちんと大雪。明日札幌行くんだけど大丈夫かなぁ……。

 

2/6

始発飛行機で北海道に向かい、終電飛行機で帰るという弾丸旅行をしました。

雪が大量に降っているのが当たり前の場所だったので、雪が少し積もって大慌ての首都圏とは全然違うなぁというお気持ち。

葉月は北海道が大好きなので、またお金を稼いでここに来ようと決意を新たに。生きる意味というか、仕事をする意味が一つできました。

 

2/7

前日に札幌から帰って夜中1時くらいに寝たのに、午後から研究発表らしいですよ。バカかな?

発表の後は打ち上げに参加していたので、この日も企画は控え目運転。

最寄り駅にAM1時くらいに到着するのって、引っ越し1週間で2回もやることじゃないとは思いながらも、大学生っぽいことしてるなぁと思ったりもしました。ネムいわ。

よく考えると、ここ2日は家にいないだけで居酒屋や大学の電気ガスを使って生きているので、この企画的にどうなんだと思わなくもないですが、家でインフラを制限しながら生活したいので帰ります、とは流石になりませんでした。飲み会は外せません(使命感)。

 

2/8

連日の深夜帰宅が体に響いていたので、まったり気味に起床。

お酒が入ると、夜中に喉が渇いて目が覚めちゃうんですよね。酒は好きなんですが、酒との付き合い方を考えたいところではあります。ブレーカーが落ちているので、もちろん手探りで蛇口を探します。

さて、今日は洗濯にチャレンジ。

とはいっても、コインランドリーを使わない洗濯ということで、踏み洗いをしてみることにしました。洗剤を溶かし込んだ水の中で、洗濯物を足で踏んで洗濯をするという、江戸時代にやってそうな感じの洗濯法です。

これ自体は洗濯機がやっていることとほぼ同じなので、これで洗濯できるのは当たり前なんですが、人力でやると、足が本当に寒くなります。

夏ならいいかもですが、冬の冷たい水の中に足をつっこんんで踏み洗い、なんて五分もやってられなくて、手と足で交互に洗濯物をもみ洗いをすることに。

まぁ洗いは寒さに耐えればいけるんですが、すすぎと脱水の作業が大変。水を当てて洗剤を含んだ水を落とし、絞って水気を落とし、洗剤が抜けるまでそれを繰り返すのが、中々の重労働。

2日分くらいのちょっとの洗濯物ですら大変だったので、洗濯機で相当家事はラクになったんだなぁと身をもって知ることができました。

絶対ドラム式洗濯機を買ってやるからな!

 

2/9
一応この企画最終日ですが、やることも大してなく、2/10からのベルギー行きの荷物を確認して荷造りをしました。

荷造りが終わると、外の空気を軽く吸いにいくついでに、部屋のアップグレードを考えながらニトリダイソーでブラブラと家具や小物を見に行きました。けっこう楽しかったです。

ただ、ものを増やしすぎると管理が面倒くさくなる、というミニマリスト的思考もあるので、何が生活において必要なのかはいろいろ試行錯誤してみたいところ。

今のところは家電がないのでものは少な目ですが、夏にベランダで椅子に座って酒を舐めつつ夜風にあたってみたいですし、家電を導入した後は、何だかんだもうちょっと増えると思います。

 

 

全体の感想:

一般の人が使うインフラの使用量の恐らく半分以下で生活をしていましたが、そこまで苦に感じることはなかったです。

ただそれは、それは電気やガスなどを「全く使わない」生活、ではなかったからというのがありそうでした。

インフラ使用が0だった最初の二日は、本当に生活自体に難が生まれるレベルで大変です。電気がないとインターフォンが動かないから荷物を受け取ることや、オートロックを解除することが出来ない。ガスがないと温かいお湯に触れることが出来ず、調理が全くできません。

都市部でマンション住まいだからこそ、インフラを余計に消費しないといけない場面もあるのでしょうけれど、最低限を使いながらどう減らしていくか、というのがこれからの生活に繋がる知恵なように感じました。

この生活で一番つらかったのは洗濯で、冬の冷たい水の中で衣類をもみ洗いする体験を昔の人(女性でしょうか?)はしていたのかと考えると、尊敬の念を禁じえません。マジで冷たかった。サウナ後じゃない水風呂と同じくらいのヤバさを感じましたね。

食事に関しては、正直冷蔵庫がないとしても、近所のスーパーでコールスローやおにぎりなんかを買ってくればいいっていうのもあるので、コンビニやスーパーが林立している首都圏だとそんなに不具合を感じなかった、というのが正直なところです。

確かに知り合いで自炊を全くしない人もいますし、スーパーのレンジなどを使えば、家にレンジや冷蔵庫がなくてもとんでもなく不便にはならないんじゃないかなぁと思います。ちなみに食べ物を買う時に、保存方法を確認するようになりました。要冷蔵/冷凍の食品は、その時点で買えないので()

私は自炊生活する予定なので、3月には普通に冷蔵庫とレンジを購入する予定ですが、クレカで買って、初任給が入る同月に口座から引き落とされる感じにします。限界大学生の資金運転みたいだぁ。

この企画は「生活の中にある当たり前を疑う」からスタートしましたが、家電やインフラの中でも、実際の生活の中でどのくらいそれに頼っているか、それでどれだけの労苦を浮かすことができるか、について体験できたような気がしました。

ブレーカーがないとインターフォンがつかえないことを1日目に発見しましたが、これを面白半分に友人に伝えたら、「まぁスマホも電気がないと動かないからね」と言われ、確かにLineや電話でさえも携帯の充電(電気)に依存しており、電気を使って人とコミュニケーションをとっている現代社会の在り方を目の当たりにした気分。

電気水道ガスのインフラは、全く使わないで生きるのは相当困難。ただわざわざ使わなくてもいい場面も多い。普段インフラを使って生活のどういったラクさを手に入れているかが分かるようになりました。

10日くらいの体験に留まりましたが、自分のインフラの消費に自覚的になりながらこれからの一人暮らし生活を作っていきたいですね。