葉月のまったりブログ

中の人の日常体験とか思ったこととかを雑記的に記していくそんなブログです。

帰国半年を振り返って

皆様こんにちは。葉月でございます。

 

今年の3月末にカナダから帰国して、4月から半年間大学生をしていましたが、ここまでの半年は、人生の夏休みと呼ぶべき自由で遊んだ時間を過ごしてきました。

今回はそんな時間を振り返ったり、そもそもなんでこんな風に過ごしているのかなど、これからの目標とかを改めて整理したくなり、ブログを書いてみました。

なので自己内省が多めです。エッセイっぽい感じになりますが、よろしければどうぞ~!

 

 

3月末。日本に帰ってきて一番最初に思ったことが、「また違う国に来たのか」という感慨でした。

日本という国が、自分の生まれ育った場所であるにせよ、カナダから帰ってきたばかりの自分にとっては、どこか他人事で知らない場所に思えました。

その時は、カナダで1年を過ごした後、日本に帰ってきて自分の中に残っているもの、学んだものをぼんやりと自覚していたものの、日本に帰ってくる意味をあまり見いだせていませんでした。

留学後半のまとめのブログでも少し触れましたが、その当時は自分が頑張って得られたものと同時に、失ったものを痛感しており、自分の生き方、努力の仕方にかなり疑問を抱いていました(いまだに改良中です…)。

帰国した直後、日本に帰ってきて、友人に会ったり大学を終わらせるなどのタスクはありましたが、基本的にはあんまり乗り気ではなく、留学の思い出話を話していながらも、どこか腑に落ちていないような気分で。

母国ではあれども、自分ひとりの力で他人と共同しながら、カナダで頑張って生きていく生活に楽しみを見出していた自分にとって、日本で、しかも暇な時間いっぱいの大学生として生きていくのは、自分の時間を無駄にしているみたいで抵抗感があったのを覚えています。

とはいえど、やらなければいけないこと(大学卒業とか)もあったので、日本に帰らないという選択肢はほとんど無かったのですが、一瞬だけわりと本気で迷って、友人に電話をかけたのは懐かしいです。

 

とまぁそんなこんなで、実はあまり前向きではなかった日本生活の始まりですが、一年ぶりともなると、挨拶周りというか会う人が多かったので、GWまでは、久々の大学生に慣れない気持ちになりつつも、人と会うことで時間は飛ぶように過ぎていきました。

しかし、大学4年生で復学すると、授業はほとんど取る必要が無いし、サークルやクラスなどのコミュニティも疎遠になり、ついでに同期は卒業して大学院進学や仕事を持っている状態で、大学という場所でかなり疎外感を感じました。

竜宮城から帰ってきた浦島太郎の気分とでも言いましょうか。自分が持っていたと思っていた居場所が1年間で形が大きく変わってしまい、すごく寂しい気持ちになったのを覚えています。

誰が悪いわけでもなく、ただそういうタイミングだったから、でしかないんですが、カナダで自分が過ごした時間と等しく1年間、日本でも時間が流れていたことを強く自覚させられました。

浪人/留年した高校同期や、大学院に進んだ友人とかとは会ったりして普通に楽しいのですが、自分の知らない1年間の間に、「置いて行かれてしまった」かのような寂寥感といいますか、自分が失ったものにフォーカスが当たっていた時期だったように思います。

 

 

そうしたら5月になっていて、大学生活もそれなりに肌に馴染むようになったので、3~4月のネガティブだった心もマシにはなっていた気がします。

ただ馴染んだら馴染んだで、あまりにも怠惰な生活になってしまいそうだったので、生活習慣とか本読んで勉強するだとか、そういった自分を律する習慣をなるべく取り入れようともがいていました。

ここら辺で、「せっかく大学生なんだから、大人になったらできないようなことをしたい」という気持ちが生まれ始めます。

その内ブログでまとめるかもしれませんが、「変なことをしようシリーズ」として、一か月に一回、普通に生きてたらしなさそうなことを大真面目にやる企画を考えました。今でも鋭意企画実行中です。

ちなみに5月はそういう訳で、箱根駅伝ルートをなるべく再現して歩き切る企画を実行しました。本当にきつかったです()

あとはさりげなく資格を取ったり研究を進めたり、大学生らしいことをしながら、日々は少しゆっくりと過ぎていきました。

 

 

6月になると、研究の仮説の発表だったり、元々やってみたかった聖地巡礼の旅行企画を実行してみたりと、自分の経験値をとりあえず増やすことに舵を切りました。

日本にいることがそこまでポジティブに思えなかったけれど、せっかくいるんだから、この国のいろいろな情景を経験しておきたい。一週間とかかけて旅行をすることが難しくなるだろうから、行ける限りで様々な土地に足を踏み入れたい。

そんなことを思いながら、いろんな旅行計画を妄想し始めたのがこの辺りです。

私の方向性にも少し関係ありますが、今のところはIT化に主眼を置いた地方創生に興味を持っていて、そういう意味においても、都会でただ大学生をやるだけでは分からない「現実」を肌で感じたいと思ったのもありました。

もっと大きい範囲でいうと、「人々が余裕をもって生きるにはどうしたらいいか」というのが自分の命題なのですが、今まさに何もタスクに駆られておらず、余裕しかない自分だからこそ比較して分かることがあるんじゃないかなとか思ったり。

心を亡くして忙しくしている人と、暇を持て余している自分の間にどんな違いがあるのか。カナダ留学中の余裕を無くしていた自分と、今の自分にどんな違いがあったのか。

旅行をしてそれが見つかるかなんて分からなかったし、今でも不透明ですけれど、違う土地、文化や人々に触れることが、自分をいろんな角度から映し出す鏡のようになってくれているような気がします。

 

 

7月は、6月に芽吹いた旅行をしたいという思いを膨らませていき、ブログにも残しましたが、18日にわたる北海道旅行プランを考え始めた時期でした。

ただ5,6月とかなり遊んですごしていたので、大学生らしくガッツリ勉強に取り組みたいとも思っており、丁度内定先からいろいろと資格取得のタスクが降っていたので、タスクの中で最も重かった「簿記二級の取得」をRTAして達成してみようと思いました(ちなみに7月の変なことをしよう企画でした)。

普通は3~6か月くらいで取るらしいのですが、一般人の片手間勉強で3か月なら、俺が本気出して取り組めば2~3週間で行けるだろと調子に乗ってしまい、簿記の本を購入し、7月の下旬を目標にRTAを開始。

結論からいうと18日で普通に取得できたので、1日6時間くらい勉強に時間を割けるのは大きいなぁと思いつつ、勉強を楽しむことが出来ました。ちなみに点数はオーバーキルしていたので、2週間でもいけたか…?

まぁただ会計はあまり好きではなかったですね…。企業がこんな風に数字を出しているんだなぁと知れるのは面白かったんですけれど、何というか、仕組みを知ってふーんという感想しかでなかったので、あまり深堀をしても自分が楽しめる領域ではないんだろうなぁと。

カフェやカラオケ、図書館などいろんな場所で勉強をしてみたりして、何だかんだ勉強する(というよりも、物事の仕組みを理解する)のも好きだなぁとふと感じ、新しい自分を発見した気分でした。

 

 

というわけで8月。このブログでも旅行のまとめと感想を載せてはいますが、聖地巡礼の旅、北海道を巡る旅をエンジョイしていました。

一応7月末から8月の頭にかけて、軽くバイトをして小銭を稼いでおいたので、旅行で散財する罪悪感をなるべく少な目にしようとはした形跡はありますね(焼石に水な感じではありましたが)。

旅行が好きなのもありますが、せっかく1か月も暇な時間ができるんだし、夏に長期旅行って何となく青春っぽそう(適当)だったのでやることにしました。

元々北海道をじっくり腰を据えて巡りたいという気持ちはあり、友人からゲームの聖地巡礼旅(四国)にいかないか誘われてはいたので、じゃあくっつけちゃえ!というノリでこの企画が立ち上がったという経緯があります。

でも冷静に今考えると、なぜ四国旅行をした後に北海道に行ったのかコレガワカラナイ

大学一年生の時に、青春18きっぷを2枚使って8泊9日の旅をしたことはありましたが、一か月という長期間で旅行をしたことは無かったので、いろいろ未知な体験、新しい情景を楽しんで過ごすことが出来ました。

 

 

9月に入ってもまだ夏休みという驚き。大学生の夏休みはマジで長いですね。

この月は、元々取ろうと思っていた免許合宿に加え、合宿先が長崎県だったので、そこまで軽く旅行をして楽しもうと思い、8月中に旅行日程を作りました。

…何言ってるんだコイツって感じですが、そもそもなんでこのタイミングで免許を取ろうと思ったのか。話を4月の辺りにまで戻します。

 

帰国した後、大学生の間にやろうと考えていたことの一つに、免許の取得というものがありました。

通学なら「内定先で必要だから」という理由で、4年生から急いで取得する人もいるみたいですが、合宿となると、4年生の夏休みというタイミングで取得する人は珍しいです。

私も大学三年生くらいまでは、車なんて必要ないし、高い金を払って(車に乗らないのなら)身分証明書にしかならない免許証を取得するのがアホらしいと思っていました。

実際、大学一年生で18きっぷの旅をして思ったことが、日本の公共交通の広大さですし、電車やバスなどの公共交通で十分に移動が出来ると感じていました。

しかし、そんな考えが少し変わったのがカナダ留学の時。

私はカナダのバンクーバーに1年過ごしていましたが、バンクーバーは、電車やバスなどの公共交通はあるものの、中心部から離れて遠出をしたいとなると、車が必須な場合が多いです。

例えばスキーで有名なWhistler。市街からバスはありますが、時間の面でかなり制約があり、車の利便性と比較した際に、公共交通の貧弱さが目立ちました。そもそもバスとかオンタイムに来ること無いし、多くの人が車を使うから、渋滞に巻き込まれる割合も上がります。

まぁ北米は土地が広すぎる、という別側面があるものの、車の利便性というプラスの側面を、首都圏ではアディショナルなものでしかないと思っていたものを、生活の中で必要な利便性だとも思うようになったのが、カナダの留学期でした。

高校でベルギーの田舎に留学していた際、車がないとどこにも行けなかったのを忘れたんかい、という感じですが、車が必需品である環境が存在することを実感しました。

運転免許を、必要ないから取らないというよりも、車が生活の中で必要な人の立場に立つ道具としてとりあえず持ってみること。

ペーパーになるかもしれないけれど、車を運転してその利便性を体感できるようになりたいと考えたのが、帰国直後に免許を取得しようと思った理由です。

 

しかし、カナダでフルタイムで半年働いていたので蓄えはありましたが、やっぱり30万は高いなぁ…、と考えており、なるべく安く済ませたいと考えていました。

というわけで、夏休みが終わるギリギリの9月のタイミングで免許合宿にすれば安くなるだろうと思い、候補を絞り始めたのが4月末ごろ。

元々地方の合宿所にしようとは考えていましたが、候補がそれなりにあり、どう決めようか悩む。

その時にふと思ってしまいました。普通に免許を取得するのでは面白くない、と。

あ、ならサイコロで決めるか。

思い立ったが吉日。候補を6つまで絞り、適当に番号をふってサイコロをふったら5の目が出たので、江迎の自動車学校に行くことが決まりました。

 

そんなわけで、江迎(長崎県)までの道すがら旅行をしたいとぼんやり考えてはいたのですが、あまりいい企画が思いつかず、しばらく宙づりに。

友人と雑談したときに、長崎までの片道きっぷ(山陰本線経由)で企画草案は作ったものの、8月の時点で、サンライズ出雲ノビノビ座席の予約をした以外は何も決まっていない状態。九州内をどう巡るかも白紙の状態でした。

そういった中で、8月後半の北海道旅行中、電車が止まって足止めを食らったタイミング@名寄で、旅行計画を作ったという次第です。

まぁこういったノリだけで作った企画ですけれど、旅行支援を多用してビジホ泊にしてみたりと、いつもの私のスタイルとはまた違った旅行になったので、免許合宿の企画から始まった9月も中々面白かったです。

 

さてそんな免許合宿の感想ですが、目的だった車の利便性を体感できたのが一番良かったです。

実家に車がないのでそもそも車に乗る機会がほとんどなく、路上で車を運転した際に、この距離をこんなに早く進むことができるのか…!と感動しました。

駐車や歩行者、交通の判断など、初心者の私にはまだまだ難しいと思う要素があるものの、体験値として得て良かったなぁと。

そしてなにより、あまりこのタイミングで取得する人がいないからこそ、流されて友人と一緒に免許を取るよりも主体的に楽しめました。

一応2年半前くらいに、友人グループで免許を取らないか、みたいな話が出てたりもしてたんですが、私は前述したようなスタンスだったので普通に断り、その時に友人たちは免許を取得して、とっくに初心者マークが取れています。

ただ、大学生で運転免許を取得することってどこか通過儀礼的というか、「みんな取っているよね」といった空気がある気がします。

実際2週間とか休んで免許を取得できるのは学生の内でしょうし、免許を取得しておくのはいいと思うんですが、同じ時期に入った合宿生を見て感じたのが「やれと言われて仕方なくやる」って雰囲気でした。

多分友人に誘われるがままに合宿に参加していたら、どこかで面倒になっていたとも思うし、ここまで合宿でいろいろと得られるものがあったと思ったかどうかも怪しいです。

そういった意味で、カナダ留学から得た視点を元に、必要だと思ったから免許を取得しようと一人で合宿に参加したのは、すごくプラスだったように感じています。

また、地方で免許を取得したことで、車が実際に移動手段として必要とされている中で(必要性が実感できる場所で)車を練習運転することができ、臨場感のようなものを持ちながら車に乗ることができました。

さて、そんなこんなで頑張って取得した運転免許なので、10月以降の変なこと企画にはどこかのタイミングでドライブを入れたいと考えています。

せっかく取ったのだし、首都圏に生きている今は必要性をほとんど感じないけれど、いつか運転するタイミングが来た時に、きちんと運転できるようにしておこう、といった感じです。

 

 

そして10月。だんだんと朝晩が冷えるようになって、太陽が沈むのが早くなってきたことにどことなく季節の移り変わりを感じるようになってきました。

そういう時期だからか分からないですが、ここ最近はいろいろと考えることが増えたような気がします。

10月になるといろんな企業が内定式をやりますが、私の内定先もご多分に漏れず内定者懇親会なんてものもあったりして、同じタイミングで入社する同期と話をしたりしました。

その時に思ったこととして、もちろん入社して一緒に仕事をしてみないと分かりませんが、自分の持っている感性が、他の人と違うなぁと実感するタイミングが非常に多かったです。

9月の免許合宿の時にも似たことを考えましたが、「こうする時期になったからやっている」みたいに、新卒入社という人生の選択を、通過儀礼的に捉えている人が多いような気がして、アパシーな雰囲気がするとでもいいましょうか。

みんなこうやっているから自分もこっちに行く、みたいな空気がどことなく漂ってて、仕方なくやっている感が少しだけ重苦しいような気がしてしまいました。

まぁ仕事をしていく内に見つかるものでもあると思いますし、別に自分が大層大きな目標を打ち出して仕事に向かっているわけでもないので、不満というほどのものではないですが、私の印象に残りました。

自分の人生の選択は、自分が責任をもって、自分の判断で成すべきだと考えている葉月にとって、周りがぬるっとフルタイムを始めてしまうのに違和感があった、という感じですかね。

 

そして、葉月は社会人になったら絶対に一人暮らしをしたいので、前にいろいろと試行錯誤していた生活のテンプレ化をまた刷新していきたいなぁと思っています。

最初から完璧にこなすのは無理だと思っていますが、食事と買い物のルーティン、家電や必要物の選定をまとめながらも、いい物件がないか探し始めました。

ついに20年くらい住んでいた実家からもオサラバということで、まだ何も進んでいないのに、早くも引っ越しが楽しみです()

 

 

ざっくりと、カナダから帰国してからの半年はこんな感じに過ごしてきました。しっかし遊んでるなぁ俺…。

10月の末、だんだんと社会人になるタイミングが迫ってきている実感がありますが、変なこと企画も含めて遊びつつタスクの消化、というわけで、まだまだモラトリアムを楽しんでいきたいと思っています。

こんな感じで社会人になってからも人生楽しんでいきたいですね~。

ではでは。