葉月のまったりブログ

中の人の日常体験とか思ったこととかを雑記的に記していくそんなブログです。

1年をまとめる雑記的な何か

皆様こんにちは。葉月です。

 

フルタイムに奮闘の毎日ですが、ホリデーの時期になり、多分この1年間の中で、最後の長い休暇を楽しんでいます(長いとはいっても1週間ですが。フルタイムやっている身からすると、大学生の月単位の長期休暇はちょっと信じがたい気持ちになります)。ふんわりと自分が考えてきたことを、1年のまとめ的な感じで雑記的にまとめてみました。

 

まぁ1年といってもほとんどは留学が焦点で、自分の頑張ったことであり、自分の1年のハイライトかなと。思うと何だかんだ時間は早く過ぎていったような気もします。

留学を振り返って、というにはまだあと3か月くらいありますが、ざっくりと自分の中でいろいろと成長したと思うこと、足りないと思うことがかなり見つかっているので、ぼちぼちいい調子かなと。

 

最初は広く留学を捉えた時に、葉月が思ったことを書いていきます。

まずは、前回の留学では見えなかった、留学の「光」と「闇」をどちらも垣間見たような気がしました。

少なくとも、治安、気候、ビザや入国のしやすさなどから、留学先としてカナダが人気なのは納得でして、バンクーバーは特に太平洋に面していることから、アジアからの留学生が多いです。

まぁ、母集団が多ければそれだけ残念な人々の姿を目にする機会も増えるわけで…。

北米の文化は良くも悪くも個人主義、コミュニティ社会なので、どこかの集団に属さないと本格的にぼっちになりますし、そういう意味で母国の人間のコミュニティってすごく魅力的ですよね。

母国語が通じる、文化や感覚の知れた(けれども母国に居たらそこまで出会わないような)人と異国で友達になって、観光気分で一緒に遊びに行くのも楽しいんだと思います。

そういう居心地のいいぬるま湯の環境は、良くも悪くもコンフォートゾーンから抜け出して頑張ろうという気力を削ぎがちです。そしてその環境に浸かれば浸かるだけ、どんどん出ていきたくなくなる。

私自身、その状態を悪だとは思いません。楽しみに来たんならそれもまた一つアリな留学の過ごし方でしょう。

ただ、それって留学の漢字分解である、「留まって学ぶ」ことなのかなと思わずには居られません。留学って、留まっていることを活かして、そこの文化や人々に飛び込んでいく、不安と共に外の世界へ少し足を踏み出していくのが醍醐味だと思っているので。

カナダ人からしたら(カナダ人の定義がかなりファジーなのは置いておいて)、1年ビザを持ってカナダに滞在しようが、「外国」のコミュニティにずっと居る人たちは観光客と何も変わらないだろうと思うと、居心地の悪さを覚えます。

私自身、フルタイムの仕事が始まって、英語しか伝える手法がなく、半年だけ学んだことを仕事として発揮するのは(特に最初の2か月くらいは)それなりにしんどかったですけれど、専門学校に通っていた時よりもカナダに足をつけて生きているような気がしますし、「留学」出来ているように思っています。

まぁずっと母国語のコミュニティで揺蕩っている人なんてそんなに居ないとは思いますけれども、私のルームメイトを見たり、友人づてに聞く話を考えると0でも無さそうですし、何しに来たんだろうと思ってしまうくらい残念な人もいる印象でした。

…と、ここまで書きましたが、多分こう思うのは私が留学生という立場であり、現地でゴリゴリ働いているわりに、職場の人間関係や多少の専門学校の繋がりを除いてかなりぼっちな留学生活を送っているからな気はします。なので、ぬるま湯に浸って楽しそうにしている留学生に対する嫉妬的何かの感情は含まれているとは思います。

 

そして、葉月が留学に2回行って思うのが、やっぱり留学って向き不向きがあるし、そんなにキラキラしていません。というかキラキラ生活(友人と遊ぶ、どこか映える場所で写真を撮る)をするなら、ぶっちゃけ日本のほうがいいです。カナダは娯楽が少ないので、東京的都会の刺激を求めている人にとっては退屈だと思います。高いビルとかはあって北米的な都会感は感じられますが、まぁ1週間くらいで見慣れちゃいますし。

葉月はベルギーに10か月ほど留学していたこともありますが、娯楽という面なら北米と似てますね。パーティー文化が盛んなのも、日本みたいにゲーセンやらカラオケやらと遊ぶ所が沢山ある訳ではないので、単純に遊びに飢えているから説があります。

場所を選べば少し違うでしょうけれど、留学なんて基本的にそういう娯楽が少なく、友人がいないどころかまともに知り合いもいない場所で、異言語、異文化に揉まれて暮らしをスタートするんですから、普通に考えてキラキラしてる訳ないんですよね。

さらに留学っていろいろな面でトレードオフな所があるので、多方面に成長出来る機会が開けている分、失うものもけっこう大きいです。それなりにお金は必要ですし、きちんと滞在してしっかり努力しようとすると1年くらい時間がかかりますし、社会人の場合だとキャリアが中断する形になってしまいがちです。

最初の部分で「留学の闇」という言葉を出しましたが、一番の闇は、この初手ハードモードから生活が始まるという認識が(留学する人でさえ)あんまり理解されていないんじゃないかということだったりします。

しかしこの点でフォローをするなら、留学生活はスタートラインがかなり低水準というか、幸せ度が低い状態で始まるため、留学が進む中で友人が出来ていったり、生活に慣れて、言語や文化面での成長を実感したりする機会がとても多いです。

日本のそれなりな高水準が平行線のように続く生活から、一度水準がガッツリ下がることで、そこから幸せ度というか、生活の水準を上げていく(上がっていく実感を得られる)のが留学の1つの楽しみだと思います。右肩上がりを楽しめるといいましょうか。

それでも、留学の「成長」とか「経験」とかの光の部分をエージェントなどが押し出して、それに魅せられて留学を志した人が情報を探した時に、YouTubeSNS、ブログで目にするのは留学のキラキラ生活の様子と「成長」の記録。

嘘とまでは言いませんが、これから留学を志す人に対して不誠実な印象を抱いてしまいますね。少なくともそのキラキラ生活を享受できるのは、留学してから半年後くらいからのことなので。

ただこれは長期留学を対象にしたお話なので、ワーキングホリデーとか語学留学とかはまた違うお話になるとは思います。

えっと、ここまでいろいろ留学のネガキャンをしてきましたが、葉月自身は留学に肯定的です()

単純に留学生のSNSやブログ、YouTubeチャンネルを見ると、キラキラアピールや生活の愚痴/豆知識を載せている場合が多く、留学の一側面しか見えないというか、これを留学生活の全容と捉えるとすごくギャップが生まれるなというか。

 

 

 

…何だか留学/留学生に対しての愚痴みたいになっちゃいました(汗)

私自身の留学の振り返りをしますと、わりと成長はしたかなぁとぼんやり感じます。ぼんやりなのは、やっぱりまだ帰国していないからというか、自分の成長をきちんと実感するタイミングが来ていないからです。

前回ベルギーから帰国した時に、自分の中で成長を感じたのは、ベルギーの生活の体験や感覚が日本の生活の中で揉まれていく内に、異文化としてきちんと頭の中で整理がついた時でした(大体大学1年目が終わった辺り。帰国して1.5年後辺りですね)。なので、学びや経験をなるべく言語化してまとめようとはしていますけど、多分その学びがきちんと自分の中に浸透するのは1-2年かかるかなぁと思っています。

ただフルタイムで仕事をするのは人生初体験で、仕事のやり方とか同僚との関わり方とかタスクの管理方法とか、まだ未消化なものが多いくらい「仕事をする」という手法とエッセンスを学んでいる気がします。

学生という身分でありながらこれを体験出来ているのはかなり有意義だと思いつつ、元々これを体験したくてカナダに来たというのがあるので、今まさに目標を達成している最中といった感じです。

 

この1年を月ごとにざっくり振り返ると、1-3月は何だかんだ、春休みを楽しんでいました。2021年12月が試験やらレポートなんやらでけっこうドタバタしていて、1月は残った課題の片づけと一人暮らしの引っ越しでそれなりに楽しかった時期です。というか振り返ると1年前はまだ一人暮らししていたんですね。そう考えるとこの1年は本当に長かったというか…。

2-3月は春休み期間で、その間に積読を片したり、日本での残りの時間を効率的に使おうといろいろやってみることが出来た期間でした。留学の準備もしていないことはなかったんですが、記憶にほぼありません()。

2回目だしまぁ大丈夫やろとかいう謎の自信から、恐らく箪笥を空けて適当に服と下着をスーツケースに詰め込んだのでしょう。私の留学持ち物の後悔(もっと冬/寒さ対策をすれば良かった、美容品って意外と大事だった、夏物がマジで不必要だった(日焼け止めとエアリズム)等々)はほぼ全てこれが原因だと思います。事前準備よなぁ…。

まぁそんなことは置いておいて。4月からの留学期間は、9月末までは別記事に書いていますので詳細は省きますが(良ければ是非読んでみてください!)、ざっくりと学校に通いながら、9月末からのCoopに向けていろいろ焦りつつ仕事の糸口を探していた感じです。

leafkeylosttime.hatenablog.com

 

10月初め辺りからは、ボスキャリに向けて就活をしながらフルタイムに慣れるとかいうわりと無茶なことをやっていたので、その当時は「何かちょっと忙しいな」的に思っていたんですが、後から振り返るとどうやって生き延びていたのか不思議です。

客観的に忙しさを語るのは難しいですが、9-17で労働した後にwebテストしたり面接したりしてたので稼働時間はやばかった気がします。というか仕事自体もあんまり慣れてない状態だったので、平日は毎日ちょっと緊張しながら仕事をしていた記憶が。

11月は、初週がボスキャリでてんやわんやしたり、帰ってきたら帰ってきたで体調が悪くなったり、上司が変わったりして、何かバタバタしていた感じです。

11月真ん中辺りから体調が微妙な感じだったんですが、月末~12月頭くらいで一気に具合が悪くなり、気管支炎になって吐き気と熱と咳と鼻水を久々に体験したり、それが原因でリモートワークを3週間くらいずっとやる体験をしたりと、まぁそれはそれでユニークな体験をしました。

前回は保険を使った記憶が全くないのですが(多分加入はしていた)、今回はきちんと使うことになり、民間保険のサービスのレベルが違いすぎて震えた記憶があります。

 

体調が悪かった時期と被りますが、11月真ん中からここ最近までは、この留学で叶えられなかったことに少し心を引っ張られ、あんまり何もしていなかった時期でもあります。とりあえず生きることで精一杯でした。

多分11月頭のボスキャリは気合で乗り切ったけど、それが終わって普段のフルタイムの仕事に戻った時に、自分の中で何かがふっと切れたような感じだったかな。

心と体は繋がっていますね。体調がそこまで良くない時ってメンタルもダウンしがちですし、何をするにも億劫になりますし、仕事するだけでわりとエネルギーを使い尽くすというか、それ以上何か頑張ろうという気になれない所がありますよね。

まぁ年の瀬が近づいてくるにしたがって、北米はクリスマス、年末年始と休みが続くので、世の中が「もう仕事終わりでええやろ」的な空気になっているのは救いでしょうか。

気持ち悪いくらい社会が優しい感じの空気(忘年会ムードというんでしょうかね)に包まれていたので、メンタル低空飛行の葉月もまったり過ごせていました。

最近はだんだんと調子が戻ってきたので、目標を具体的にしてもうひと踏ん張りしようかと思っています。

とまぁそんな感じで12月もほぼほぼラストですが、年末休みで暇なのを活かして、Data Analystとして役立ちそうなスキルとか知識を独学しています。人と会う予定もようやく入れる気になってきたので、ぼちぼち社会性も取り戻そうと始動中です。

 

そういう訳で(?)留学での目標を少し変更することにしました。

過去記事で「フルタイムを頑張る」と目標で掲げていましたが、冷静に考えて「頑張る」ってなんだよと思ってしまいまして。ついでに自分が誇れるような努力ってのも分かりにくいなと。

なので目標は更新して、

「フルタイムをしながらの自分の人生の時間の使い方を模索する」、「思考や体験をメモにまとめる」として、これからも使えそうな生活の経験値をとりあえず貯めていく感じにしようと考えています。

そしてこれを一つ一つ成し遂げていって出来た軌跡が、自分が誇れる努力の結晶になるんじゃないかなぁと期待しつつ。

まず最低目標として、生きて日本に帰るというか、カナダで生き抜くというものがあるので、悩んで決断して行動して、とりあえず頑張って生きてみようと思います。

 

ちなみにどうでもいいですが、このままのペースで収入と支出が続く感じになると、払った学費と現地での生活費はざっくり取り返せる見込みが見えました。やったね! 

と、この記事を書いている間に、円高が進んで冷や汗が出ています。何か損した気分…。

支出を抑えまくっている訳でもなく、週1でちょっと贅沢するくらいのレベルの生活水準なので、このレベルできちんと稼ぎ切れるのが中々嬉しい所です。

親に金を借りて留学をしていますが、この感じだと返せるかなー?

 

 

 

さて、雑記なのでまとめってほどでもないですが、カナダに留学して思ったことをざっくり記しておきます。

カナダでの生活は、外食/物価が高いことと、ルームメイトに若干の不満があることを除けば、別に定住するのも悪くないとは思える場所です。定住している日本人は結構文句を垂れている人が多いので、住まないと分からない苦労もあるのでしょうが…。

ただまぁ、日本に友人が多く存在するのと、いろいろ日本でまだ片付いていないというか、やり残していることがある感覚があるので、直近でカナダに定住することは無いですかね。

しかし日本という国に定住するつもりもあんまりないので、フットワーク軽く、住む場所をふわふわ変えられるくらい気ままに暮らしたいなぁと今はぼんやり思っています。

自分の人生がこれから先どうなるのか、自分の中でどんどん謎が深まっていますが、この場所で見つけたヒントと反省を活かしながら、また日本に帰ってもいろいろやっていきたいです。

人生の中の2回目の頑張る期、もう少し足掻いていきたいと思います。

 

 

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

来年は留学の学びをまとめた記事を出せるように頑張りますー