葉月のまったりブログ

中の人の日常体験とか思ったこととかを雑記的に記していくそんなブログです。

Youは何しにカナダへ?

皆様こんにちは。葉月です。

 

只今カナダに留学しております。どことなくデジャブを感じる町バンクーバーに滞在中です。

日本が寂しくなるかと思いきや、専門学校に日本人がいっぱいいるので、どんなマインドで留学に来ているのか、能力はどの程度あるのか、ということを英語を使って分析したくてワクワクしています()

「留学先で日本人と絡むな!」って書いてある留学記事をたまに見かけますけれど、私個人としては、けっこう長く住んでいる日本人の情報とかは暗黙情報として有用だと思うので、無理せず「知り合い」程度でも日本人留学生と付き合うほうが良いのでは…? というお気持ちです。

まぁまだ友達を作っている最中ですけれども…。

 

そんなことはさておきまして。今回は、そもそも一回ベルギーに留学したはずの葉月が、何故またカナダに行っているのかという理由をきちんと言語化しようと思って書いてみました。

需要があるか知りませんし、私のFacebookを知っている人はけっこう内容が重複する点があるように感じると思いますがご承知おきください。

 

 

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私が2回目の留学を考え始めたのは、留学に帰ってきた直後からでした。

高校でベルギーに留学し、無知の知を知ってしまった。

異文化を、知らない世界を学びに行こうとして10ヶ月滞在した結果、自分が最後に思ったことは、やはり自分が知らない世界は多いな、ということ。

ベルギーという世界をある程度理解したものの、そこから広がるヨーロッパという多くの矛盾と理想をはらんだ共同体、そして世界の広さを改めて実感してしまいました。

だから見知らぬ世界を知りたい、大学でも留学に行ってみたい、と思っていました。

その思いを叶えるため、大学に入り、スペイン語を集中して学習し、南米の文化に触れようと考えました(この辺りの理由はベルギー留学の記事でも少し触れていますので是非…!)。

 

leafkeylosttime.hatenablog.com

 

そして大学1年生の時にスペイン語圏での交換留学を検討し、奨学金とか大学への書類を作成したものの、専門分野の学習年数が足りずに留学に行くことは叶いませんでした。

大学を変える、英語圏の大学にするなど、留学を強行する選択肢はいろいろありましたが、自分の留学の目的があまりにぼんやりとしているような気がして、とりあえず一旦保留にしようと思い、留学のことを放置していました。

迷いはしましたが、何となくこのまま留学へと足を進めるのは違う、と感じていたと思います。

そうしたら新型コロナウイルスが流行り始め、留学なんてムリゲーという空気が漂い始めます(余談ですが、2021年に渡航した人がけっこう知り合いにいて、コロナ真っ只中の時期に留学準備してたってことだから、本当にすごいなというお気持ち)。この辺りの時期は留学なんて毛ほども考えていなかったような気がします。

 

年が明けて2021年になって、何となく留学にいけそうな兆しが出てきたので、留学について改めて考えたのですが、本当に交換留学が自分のしたいことなのか疑うようになりました。

見知らぬ世界を見たい、という目的はずっとありましたが、大学に入り、授業を受けて、課外活動で友達と遊んだりする生活は、自分にとって意味はあるのだろうか。一度ベルギーで体験したことを、別の国で焼き増ししているだけなんじゃないかと思い始めます。

そもそも海外に行くってだけなら交換留学だけでなく、ワーキングホリデーとか語学留学とかでもその目的は達成されると考えました。というよりも、学部で大学の勉強をしたところで、専門分野を極めるには学部よりも院とかで留学するほうが遥かにコスパがいいことを(奨学金がケタ違いに多い)考えると、俺ってなんで留学したいんだろう? と悩みました。

 

そうした中、5~6月辺りで就活サービスからいろいろ情報が届くようになり、就活に対してやる気は欠片もありませんでしたが、野次馬のような気分でインターンとか就活とかしてみるかーと思い、ESとかを書き始めました。

ちなみにナメてたらわりと大変でした。「学生時代に頑張ったこと」って何だよ…。なくはないけど語れるほどのものはないよ…。みたいなお気持ちになりながらも、インターンに参加していく内に、学生のままで業界や働く会社を決めて、自分をアピールすることへの虚しさを感じます。

そもそも働いたことないのに、どんな仕事をしたいのか、さらには個々の会社や部署を決めるなんて、ただの直観でしかないと思いましたし、企業名だけで新卒という強力なカードを切るのはもったいないと思いました。

だからこそ、1回ちゃんと働く体験を経てから就活をしたいと考えるようになりました。よく考えると、海外に行くことも達成しておらず、このまま大学生活終わるのは絶対嫌だなぁと考えるように。

加えて、先ほど話題に出した「学生時代に頑張ったこと」ですが、自分が胸を張ってこれを頑張ったと誇れる体験を得たいという思いも生まれました。

別にESに書くような内容が全くない訳ではないと思いますし、適当に遊んでいたわけではないのですが、自分が自分で納得出来るようなレベルで努力を積んできたかと問われると悩んでしまいます。

 

そんなこんなで、インターンをやり始めた頃から、仕事+海外長期滞在+勉強(出来れば)っていうのが叶えられる留学がないか探したところ、カナダのCoop留学を見つけました。

Coop留学とは、1年のビザ期間の中で、半年専門学校で勉強をし、半年就労(フルタイム勤務も出来る)をするプログラムのことで、ワーキングホリデーだとフルタイムでの就労の可能性があまり高くなさそうだったので、こちらを選びました。

*後でワーキングホリデーの人たちと話す機会があったのですが、レストランのサーバーなどでフルタイム勤務している人は多いとのこと。自分がしてみたい仕事がオフィスワーク系だったので親和性は良くなかったですけれど、学生ビザのような就労時間の制限がないので、フルタイム就労の可能性はワーキングホリデーのほうが高いかも?

 

自分が選択したのはDigital Marketingの講座で、Google AnalyticsSEOには元々興味を持っており、データ分析が出来ればいいなぁと思い選択しました。

そうして留学の準備を半年の突貫工事で進めて、今に至ります。

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長々と経緯を書いてきましたが、今回の目的はわりとはっきりしていて、

1. Digital Marketingを学びたい。

2. 日本で就活とかをやる前に、海外でフルタイム勤務をしてみたい。

3. 自分が自分で誇れるような頑張りをしたい。

が大きな目的となっています。

英語を鍛えたい、友達を作りたい、異文化を体験したい、というのはもちろんあります。けれど、今回においては優先順位は低めで、今回は友達と遊ぶことよりもボランティアとか就労の機会を獲りに行く留学にするつもりです。

英語はまぁ使えるので別にわざわざ鍛えなくてもいいかなと思っていましたし、異文化に関しては、バンクーバーは移民の街なので何か連綿と続く文化を学ぶような感じではないかなぁと思いました。

もちろん就労する上でカナダの文化や環境をきちんと理解していないとトラブルが多発するでしょうし、ビジネスで使う英語は勉強してきた英語とは違うでしょうから、そこら辺の暗黙知の獲得は怠らないようにしたいなぁと思いますが。

 

 

前回の留学でしみじみ思ったのですが、理想を高く掲げすぎて、そこに至るまでのステップを、自分がちょっと頑張ってやれる範囲に抑えておかないと挫折します。

階段やエレベーターなしに家の二階に上るのってすごく大変ですよね。

これって多分留学だけじゃなくて、何か成し遂げたい、成長したいと思った時にも言えることで、そこに至るまでのプロセスを一つずつきちんと考えたほうが成功率は上がるように感じます。

留学中の仕事に関しても、まずはボランティアやアルバイトの申し込みから初めて、フルタイムを狙っていくつもりです。

上にあげた目標を全て達成して帰ってこれるかは正直なところ分かりません。前回も異文化を学びたい、知らない世界を知りたいという思いで留学したものの、不完全燃焼だったなぁと思う点はいくつもあります。今回も全て完璧にこなせるなんてあんまり思っていません。

それでも、一年という時間と、自分の資金+借金をつぎ込んで挑もうとしている、自分の人生の一大プロジェクト、やれる限りはやり尽くしたい。

壁にぶつかる時は絶対にくると思いますし、きついことも沢山あると思いますが、留学2週目という反則技を使って、挑んでいきたいと思います。

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございました。定期更新するか未定ですが、留学中の思考や思いを発信していければと思っています。

ではでは(*‘∀‘)ノシ