皆様こんにちは、葉月でございます。
帰国してからずっと、3~5割夏休みみたいな日々を過ごしてきましたが、7月の2週間くらい詰め込み勉強をして、ようやく名実ともに夏休みになりました!
さて、大学生の夏休みは長いです。しかも一応大学生最後の夏休み。
何か大きいことをしたいなぁー、どこか旅行をしたいなー、という気持ちがあり。
夏休みっぽい旅行…、長い時間をかけて楽しめる場所…と考えていたら思い当たった場所が北海道でした。
スキーで有名な場所も多いですが、北海道は夏でも観光客がごった返す場所です(日本人もそうですが、何より訪日外国人にとんでもない人気を誇っています。日本に来る外国人で北海道に行かない人を見たことがないくらい)。
ここで閃いてしまったのは、「北海道…って、シンオウ地方の舞台じゃん」
ポケットモンスター、ダイヤモンドパール。
2006年に発売された、北海道が元ネタであるシンオウ地方を巡って主人公が冒険するゲームですが、世代的にちょうどドンピシャというのもあり、小学生の時に一番遊びました。
耳が喜ぶBGM、随所に見られる元ネタ北海道の町の雰囲気、そして面白かったストーリー。
ちょうどダイヤモンドパールは夏の北海道を舞台にしているということもあり(主人公が半袖なので。プラチナは長袖で季節感を分けていると思いました)、これはピッタリだ! とテンションが上がる。
「ポケモンの舞台、本気で巡るか…!」
私の夏休み/卒業旅行/プロジェクトが、ここに始まりを告げました。
1. そもそもシンオウ地方って?
さて旅行の説明の前に、そもそもシンオウ地方って具体的に北海道のどこなのか、というところから。
図をよく見てもらうと気づくと思いますが、おもいっきり北海道です(小学生の頃には全く気づきませんでしたが)。
北は稚内、東は根室、西は小樽と、北海道のかなりの部分が舞台になっていることが分かります。
北方領土、樺太など、現在日本が領土として保有していない部分も舞台に組み込まれており、任天堂なりの思惑もあるんでしょうかね?
さて、そんなシンオウ地方ですが、実際の地名に当てはめるとどの辺りになるのか。
そんな疑問に対して応えてくれるかのように、有志で作成された聖地マップが公開されていました。この方自身もポケモン北海道巡りをしていたので、後の先駆者研究にて改めて引用します。
(引用:https://twitter.com/RILemonGO/status/944391094657204224/photo/1)
もう一つはダイパのリメイクを記念して作成された画像です。
(引用:https://twitter.com/omoshirochiri/status/1366376884246704137/photo/1)
二つの地図に差はありますが、どちらも北海道の主要都市をほぼ全て網羅しつつ、北竜町、足寄など、鉄道だけでは行けない場所も含まれています。
また、湖、山も北海道の地形にかなり近い形で設定されています。
嬉しいのはかなり緻密に舞台設定をされているということで、聖地を巡った時の一致感というか、感動もひとしおだろうなぁと思い、行く前からもう楽しい。
厳密にツッコむと、ズイタウン(足寄/北見)からカンナギタウン(遠軽)に抜ける辺りの位置関係とか、ハクタイシティ(旭川)からヨスガシティ(帯広)に抜ける際に、クロガネ(夕張)は通らんやろとかありますが、細かいこたぁ気にしない!
2. 先行研究(先駆者研究)
大まかにルートを把握した所で、そもそもこんな計画を思いつくの俺だけじゃないだろうということで調べてみると、先駆者様がいました。
まずは一人目(ひとりぃさん)。この企画を実際にやろうと思う前から見たことのあった動画であり、かなり広範に移動されています。
https://www.youtube.com/watch?v=8W_YOl9i5Hg
次に二人目(リルえもんさん)。聖地マップを作成された方でもあり、ポケモン人形と共に多くの場所を巡られています(画像はブログ内より引用)。
http://realpokemongo.blog.jp/archives/12040115.html
もっと探せば他の方もいるかもしれませんが、それなりに日数をかけてポケモン聖地を主軸とした北海道旅行をしている人は、自分が見つけた限りこのお二方でした。
記録として目についたのは、しんげつじま、まんげつじまやテンガンざんが入ってないこと。
もっと北海道を楽しみながら、シンオウ地方を巡ることは出来ないだろうか。
そんなことを考えながら、私もルートを考え始めました。
3. 旅の企画ルール
というわけで、先駆者様の資料を参考にしつつ、「シンオウ地方巡りを最優先に、北海道の様々な土地を楽しむこと」をルールとしました。
以下細かいルールです。
- 町の巡る順番は問わない
- 公共交通機関のみ
- 各駅停車の列車を主とする
1については、ゲームの中では町が解放されていく順番が存在しますが、それに完全に準拠すると7番目の町(キッサキシティ - 稚内)から8番目の町(ナギサシティ - 根室)までの移動を一息でしないといけず、移動そのものに無駄が生まれる場面がいくつか生まれてしまうため、順番にはこだわっていません。
聖地巡礼ということで、なるべく着想を得たであろうスポットを多く巡ることを最優先としました。
2については、車を開放すれば、かなり自由度高く旅行日程を組むことが出来るものの面白くないだろうということで(訳:まだ運転免許を持っていないので)、公共交通機関のみで北海道を縦横無尽に巡ることを目標とします。
車で自分ひとりだけのルートを作るのも面白そうではあるのですが、公共交通に興味がある人間としては、北海道の列車やバスになるべくお金を払っていきたい。
安く行くために工夫はしますが、北海道の公共サービスになるべく課金をするために、こんなルールをつけてみました。
3については、まぁ特にルールとして明文化しなくてもやっていることではあります。特急でバカスカ飛ばして北海道を巡ったかのような顔をするのではなく、なるべく各駅停車を用いてじっくりねっとり北海道の大地の広大さを感じようと思っています。
…とは言いつつも、北海道の列車の本数と接続的に、特急を使わないとわりとどうしようもない場面がいくつか存在するので(長万部とか…)、絶対に各駅停車じゃないとダメではないけれど、なるべく各駅停車で楽しもうねーといったくらいの縛りです。
後これは別にルールでもないですが、シンオウ地方を巡るだけでも相当北海道を巡ることになるものの、函館、知床などのシンオウ地方に入っていないけれど有名なスポットも存在します。
シンオウ地方の聖地巡礼ではありますが、聖地巡礼だけに縛られず、北海道をなるべく堪能しようという企画です。
4. 旅のざっくりとした予定
さて、鉄道好きの友人にも監修をお願いしつつ、作成したルートが以下の通りです。先駆者研究としても取り上げた、リルえもんさんの聖地マップに準拠する形で観光するスポットを決めています。
旭川の辺りはかなり入り組んでいるので分かりにくいかもですが、地図で見るとこんな感じです。北海道の鉄道はほぼ全域乗ることになる予定です。
バスもかなり多用するので、交通費だけで10万くらいするんじゃないですかね(計算してない)
日別の大まかな予定表は以下の通りです。
1日目:苫小牧(マサゴタウン)、白老(ウポポイ博物館 - アイヌについて勉強)
3日目:小樽(ミオシティ)、札幌(コトブキシティ)
4日目:夕張(クロガネシティ)
5日目:北竜町(ソノオタウン)
6日目:旭川(ハクタイシティ)
7日目:帯広(ヨスガシティ)
8日目:足寄(ズイタウン)
9日目:遠軽(カンナギタウン)、常紋トンネル殉職者追悼碑(ロストタワー)
10日目:網走(トバリシティ)
11日目:知床
12日目:釧路(ノモセシティ)、釧路湿原(ノモセだいしつげん)、摩周湖(おくりのいずみ)
13日目:根室(ナギサシティ)
15日目:足寄、音威子府(216, 217ばんどうろ)
18日目:函館
19日目:大沼公園
ここまで見てお気づきの方もいるかもしれませんが、回れていない聖地もいくつかあります。
リッシこ(阿寒湖/屈斜路湖)とエイチこ(クッチャロ湖)は時間的都合でカットです。
リッシこはおくりのいずみ(摩周湖)と一緒に行きたいなぁと思ってバスの時間をみたら本数が少なく、一日で回れないという事態に…。エイチこも稚内の時に行こうと考えていたのですが、稚内~音威子府のバスでうまく接続するかと思ったらそんなことはなく、一日使ってしまうことに気づいたので泣く泣く断念。
あとはこうてつじま(焼尻島)、タタラせいてつじょ(芦別炭鉱?)、もりのようかん(神居古潭?)などが残っていますが、それは次回があれば持ち越しという形で。
日数を使っているので当たり前っちゃ当たり前ですが、かなり濃厚な巡礼が出来るんではないかと思っています。
個人的な推しポイントとしては、ひまわりが有名な北竜町(ソノオタウン)、鉄道ではいけない足寄/陸別(ズイタウン)、利尻島/礼文島(しんげつ、まんげつじま)辺りにも足を延ばしている所がいいんじゃないかと思っています。
とまぁこんだけ書いてきてなんですが、旅は予定通りにいかないことも多々ありますので、実際にこれを全てこなせるかは分かりません。
ただ、夏休みの予定はこんな感じだよーという記録的な感じで残しておきます。
夏が楽しみだ…!