葉月のまったりブログ

中の人の日常体験とか思ったこととかを雑記的に記していくそんなブログです。

大学一年間を振り返る

皆様こんにちは。葉月でございます。

小春日和とも言える、暖かい気候が少しずつ目立つようになってきましたが、ご機嫌いかがでしょうか。 

 

今回のネタは、一年前の自分が、大学に入学する前に考えていたことを、エッセイとして残していたことを思い出したことがきっかけです。

大学入学から約一年、ということで、大学生活を振り返ってみるのもいいのかなぁとか思ってブログを書いてみました。

少し自分の過去記事の宣伝になってしまいますが、大学生活の感想とかについてもちょいと前に書いていますので、よろしければそちらも併せて見て頂けるとうれしいです…!

leafkeylosttime.hatenablog.com

 

これから新学年になる自分への自戒という意味もありますが、とある大学生の一年間を俯瞰するように見て頂けたら幸いです。

 

 

 

大学入学ちょっと前(3月末辺り~4月頭) 

一年前の大学合格を知った後も、こんな形でエッセイを書いたか。

そのエッセイの内容は見ていなくても、大学に入ってうまくやっていけるのだろうか、という不安と、これからの生活を頑張ろう、といった形のやる気に満ち溢れている状況が混ざっていたのだろうなと思う。

あれから一年経った今、ある意味では、そのどちらにも裏切られて、そのどちらも上手くいったのかもしれない。

 

進学先が決まった3月真ん中から、何をしていたのかと今更ながらに考えると、3月末までは、ゆっくりしていたとでも言うべきだろうか。

受験時代の感覚がすっぽり抜けきったわけではないので、何となく惰性で勉強もしていたが、友人とわいわい遊んでいたような気もする。

3月末辺りになると、入学関係の書類やら、生協やらなんやらの手続きでわたふたしていたが、合格の余韻を引きずった、どことない高揚感で日々を過ごしていた。

クラスの対面、オリ合宿などなど、4月の頭にイベントが目白押しであったが、正直高揚感でいっぱいになりながら騒いでいたことしか覚えていない。

 

何というか、3月、4月のことは正直あんまり思い出せない。

なんとなく、大学生なのか、高校生なのか分からないくらいの覚束ない足取りで日々を過ごしていたように感じる。

合格したという高揚感だったのか、大学生になったという解放感からなのか分からないが、まるで、お祭りの中の出来事のようにふわふわしていた。

 

春先の自分が大事にしていたことは、高校留学で学んだ、「思ったことは曲げないで自分らしくあり続ける」ことだったろうか。

地方出身の子、大学という環境が変わった中での勉学、サークル、バイト、自分の持つ自由な時間、趣味……。

挙げ始めたらキリがないなと思えるくらい、自分の生活環境が高校の頃と比べて根本から変わった。

 

 

 

大学夏学期(4月~7月末辺り) 

夏くらいまでは大学に通って、バイトの面接を受けて、課題、レポートに追われて…、といったそれなりに忙しい日々を送っていたように感じる(もちろん文系の忙しさなので、理系の方々のカリキュラムと比べると、また違うけども…)。

大学のカリキュラム的にも、英語論文と初年度のゼミがかぶる夏学期で、かなりしんどい時期だったのかもしれない。

一限を3個履修して、満員電車にそれなりの頻度で揺られ、授業はあんまり切らないようにして(夏学期の時点ですでに1個切ってましたが…)、大学生活に慣れようと必死に生活していたのだろう。

でも、なぜだろう。不思議とほとんど覚えていない。

鮮明に覚えているのは、大学のキャンパス、セミの鳴き声、講義室の場所。そして照る太陽と、シャツから汗が滲むくらいの暑さ。

だるいくらいの日差しははっきりと思い出せるのに、自分が「そこにいた」と全く感じられないのだ。

 

入学式、サーオリ、テント新歓が3月に詰まっていると思ったら、4月で新歓期にバタバタしている内に大学の文化祭の季節になる。

イベントが多すぎて、感情と記憶が詰まりすぎているのかもしれないが、どんな想いで、感情で、それに向き合っていたかなんて、今となっては遠い夏の日を思い出そうとするみたいに、頭に霧がかかっている。

それぞれのイベントの小っちゃなフラグメントは思い出せるのに、全体として、どうにもぼやぼやした記憶しかないのだ。

 

しかしながら、大学で新しく始まった二外国語に強い興味を見出し、サークル、友人と暇な時間を見つけて遊ぶなど、楽しい記憶が多いように感じるのもまた事実である。

勉強することが楽しかったと思えるのも、この辺りの時期だったように感じる。

わりと純粋に大学が楽しかった時なのかもしれない。

 

 

 

夏休み(8月~9月末辺り) 

自分の大学一年の中で、大きく自分が変わったと思う時期は、この夏休みの時期だと思う。

夏休みに入ると、自分はとにかく「留学」について真剣に考え始めるようになった。

元々は二年生の夏に入ってからの留学を検討していたため、準備は大体一年前から始めるのが相応で、情報収集を始めたのもこの辺りの時期だったと記憶している。

入学してから、というよりも、入学する前から大学でも留学しようと思っていた。

奨学金、交換留学のシステム、単位互換、そして自分の場合、前期課程と後期課程を跨ぐ形での留学になっていたため、自分の進学希望学科に訪れ、話を聞いた。

 

そうして 2週間くらい時間をかけて、留学のプランニング、人生設計、いろいろ模索をして留学への計画を練っていった。

けれど、そこで待っていたのは「専門課程の年数が足りない」という覆せない事実。

自分の志望していた提携先の大学の場合、前期課程の時点で留学しようとすると、専門課程の年数が足りないと言われてしまったのだ。

夏休みも終わりに差し掛かろうとしていた、そんな時期だった。

 

志望大学を変える、地域を変える、年数をずらす、交換留学ではない道を探すなど、海外に行く手段は方法はいろいろあるなかで、自分は年数を取りあえず伸ばすことに決めた。

「留学が怖くなったのか」と言われると、「そうではない」と断言出来るけど、正確な理由は正直分からない。

何か、自分の中で焦りを感じたのかもしれないし、留学に行くことそのものに少し拘り過ぎているような、そんな気がしたのだ。

一度計画を白紙にして、もう一度考え直しておきたくなった。

今では、一年遅らせる決意をして良かったと思える。 後述するが、資本についての学習、「自分自身」を知るという試みをまだ突き詰めていきたいという気持ちがあったからだ。

 

 

そして、夏休みはもう一つ大きなイベントがあった。青春 18 きっぷでの旅だ。

9泊10日での旅。

留学していた時にも旅行はいろいろしてきたが、ここまで長い旅を自分で計画して、実行したのは初めてだった。

何よりも、大阪、神戸、讃岐など、自分が行ったことない場所に行くことに魅力を見出していた。

元々有名なきっぷだったので、プランニングそのものは難しくなかった。

(この旅の計画をしているタイミングが、テスト期間中にも関わらず、旅行のプランニングに全振りしていました。勉強の励みになったのかは不明ですが…苦笑)

 

この旅行の中で、自分をもう一度見つめなおす機会を手に入れた。

旅が好きな自分を再認識した。知らない世界を体験する、その楽しさを再確認した。

それは奇しくも、留学のプランニングが一度途絶えた後の旅行で、外に出ることの面白さを再認識するという機会だったのかもしれない。

旅をプランニングしていた時は、留学への想いを強くしていた頃だったのに、出発した時は、先延ばしにしようと決めた後のことだったのだ。

形容し難い、ちょっとしたもどかしさを知って、初めての大学の夏休みは幕を下ろした。

 

 

 

大学秋学期(9月末~1月末辺り) 

そうして始まった秋学期。この時期でも、自分は大きく変わったと思う。

まず初めに、大学が少し億劫になり始めたことだ。

ただ授業に行って、講義を聞くだけの生活リズムを作るのが嫌になってきていた。

大学で学べることが無くなってきたのではないかと思うようになっていった。

夏学期の成績がなまじ良かったことが裏目に出たのか、大学での努力を軽視し始めていたのだった。本を読めば、自学自習出来ると思っていた(正直、これは一年終わった今のそこまで変わっていないが…)。

9月病とも言えるかもしれないけれど、自分はただ大学に行くのは無駄だと考えて、切っても問題ないと思える授業は行かなくなり始めた。

9,10 月を振り返って考えると、いろんなことに飽きっぽくなっていた時期とでも言えるだろうか。

この時期は、自分の一年を振り返った中でも「倦怠期」と言うべき時期であると思う。

そして、そんな自分に嫌気が差していた時期でもあった。

夏休みを越えて、留学を先延ばしにしたのに、これではダメだと思っていた。

 

11 月になって株をやり始めたのは、そういう所に起因しているのかもしれない。

小さいながらも資本を動かして、その動きを体感する。

自分にとっては何もかも新しい、面白い体験だった。

加えてこの辺りから、自分が興味のある分野についての本を、それなりに読むようになっていった。

心理学、資本、コミュニケーション、対話、話し方、伝え方について…、いろいろと本を読み始めていった。

元々本は好きな方であったので、行き返りの電車の時間、暇な時間に本を読むようになった。

 

バイトが生活リズムに馴染んできたのも、この辺りだった。

自分の労働の対価にお金をもらうということ。

賛否両論あるだろうが、自分は週 1~2 程度のバイトでいい感じに生活にリズムをつけられているので、いい体験であるように感じている。

何より、大学生以外の人と関わってコミュニケーションをとること、自分とは違う世代の人間の考え方に触れることが出来るのは大きな経験であるように思う。

(また機会を見つけて、バイトについても自分の意見をまとめてみたいなぁ…とか思っています。)

 

12,1月は、11月辺りで獲得した生活リズムの延長上にあったので、特記すべきようなことがあった気がしない。

しかしながら、秋学期は試験についての情報をたくさん保有することが出来たので、定期試験が近づく中でも余裕を持てたように思う。

 

 

 

春休み(2月~3月末辺り) 

春休みの今、自分が心掛けていることは「教養をつける」ということだ。

自分の興味、文系理系に関係なく、知っていたら役に立ちそうな学問を取りあえず触りだけでも勉強してみている。

詳しくなる必要なんてないから、会話のネタ、取っ掛かりになればいいやくらいの勢いで学習するのも、これはこれで楽しかったり。

長い休みじゃないと出来ないことをとにかくどんどんやってみる、という意味では、この休みもかなり有意義に使えているような気がする。

さらに秋学期に買い込んでいた本や、親が持っている本などをどんどん読み始めていっているが、中々冊数が多い…。折に触れて、本の紹介とかも出来ればいいなぁ

 

 

まとめ

大学に入って一番強く感じたことは、「モラトリアム」であった。

最初に宣伝させて頂いた過去記事の中でも書いたが、大学には色々な人がいて、思い思いに過ごしている。

サークル、バイト、学問に全力で打ち込むことも、何か趣味を見つけて没頭することも、活動を始めて起業する人もいるだろうし、逆に全く何もしないことも可能だ。

でも、これは会社に入った大人だと出来ないことで、また、高校生、中学生も出来なくはないが、ここまで「自由」にいろいろ行動するのは難しい。

「大学生」という身分だからこそ許される(出来る)、自分の時間を、自分の思うがままに、気が向くままに過ごすということ。

「人生の夏休み」とすら形容されることのある、この大学生活。

自分の思い通りに出来る範囲がとてつもなく広い。選択肢は無限大であることを強く感じた。

 

さて、自分の生活の振り返りとなるが、この一年間、自分が楽しいと思う選択をし続けてきたつもりだし、とても満足のいくものだったと自負している。

9,10月に少し倦怠期があったものの、自分のやりたいこと、楽しいと思えること、やってみたいことにいろいろトライし続けられたような気がする。

そして「楽しい」だけで終わるものでも無かった。悩むこともあったし、深く考えさせられる出来事もあった。

そういう意味でも、この一年間は味のある時間を過ごしたと思う。

 

しかしながら、自分の興味、「自分自身」を掘り下げる試みは、まだまだ足りないように感じた。

留学を先延ばしにしようと考えて良かったかなと思えるのは、ここの部分がまだ不完全だったからというのも大きい。

そして、まだまだ「対人関係」で学ぶことが多い、と実感するイベントがいくつもあった。自分の興味である人間関係についても、たくさん経験と知識を積む必要があると感じた。

 

 

 

皆様、いかがだったでしょうか。自分の大学一年間をざっくりまとめてみました。

もう一年も経ったのか…と感じると共に、振り返ればめちゃ濃密だった一年間。

何というか、絶対に忘れないだろうなーと思いますが、これだけあって、たかだか一年しか無いのかと思うと、変な感覚を覚えますね。

 

次のブログのネタは未定ですが、バイトについて思うことを書いてみるのもいいなーとか思い始めてはいます…。

それでは、また逢う日まで(^^)ノシ